Mali Graphics Debugger でデバッグできないときの回避策です。
Huawei P20 lite や Huawei nova lite3 などの Android Oreo(Android8) 以降と
Mali Graphics Debugget v5.1 の組み合わせの場合
回避方法
targetSDKVersion を 25 以下にしてください。
背景
SELinux で制限されているため MGD と解析対象アプリ間の unix ソケット通信が errno = 13 でエラーになるためです。
AOSP を見てみると targetSDKVersion が 26 以降のアプリと 25 以前のアプリとの間では unix ソケット通信が制限されています…
Mali Graphics Debugger v5.1 の MGD.apk が targetSDKversion 21 になっています。
そのため Play Store へ提出するためにアプリを targetSDKversion 26 にしていると SELinux に引っかかります。
解析の時だけ targetSDKversion 25 にして解析する必要があります。
チェックユーティリティを作って公開しました。
https://github.com/kkkon/test-android-gles2/blob/MGD-MaliGraphicsDebugger/app/src/main/java/jp/ne/sakura/kkkon/lib/android/mgd/CheckMGD.java